まったくサッカーに関係なく深い意図もないチベット問題の話
多分、沢山の人はKYU第4節の事を見にきたのだろうけど・・、
それは本サイトの期間限定やスタンドレベルの方のブログを見て下さい。
まったくフットボールと関係の無いチベットと中国の話。
ちなみに長崎生まれ長崎育ちの俺は中国に対して凄く親近感を持っている。ガキの頃から友達に華僑の人もいっぱいいたし、中華料理を愛する俺は敬意すら抱いている。それでも・・こう思うのだよ。
チベットは国土・人口・文化の超大陸「中国」と「インド」に挟まれ両国と深く関わってきた国だ。乱暴に表現するなら物質・生活面で中国、精神でインドと複雑に密接に影響を受けてきた。またインド・中国とう大国の中間の緩衝地帯として両国にとって自国寄りにしておきたい国だった。チベットは中国の影響を確かに受けてはいたが、れっきとした独立国家であり、それが破られるのは1200年代にモンゴル民族の国「元」の傘下に組み入れられた時。
「元」という国は征服した国の制度を廃して自国の制度を押し付けるのではなく、征服した国の制度に適応するという方針を採っていた。例えば中国を征服すると、皇帝制度を廃さず、大ハーン(元の最高位)が皇帝に付き、年の半年を中国で皇帝として過ごし、半年をモンゴルでハーンとして過ごしたんだそうだ。
そして、チベットを制した元はチベットの最高位ダライ・ラマを廃さず、ダライ・ラマと「チュ・ユン」と言われる「寺と檀家」の関係を作る。これは宗教国家であるチベットではハーンがダライ・ラマになっても正当性が無い事で上手く支配出来ない事が判っていた為で、「元」はこうやって支配国の流儀を取り入れてスムースに支配出来るようにしていた。
その後、中国で元が衰退し明が起こる。明は他国に攻め入る事を抑え、内政充実を図り、チベットに積極的に関わった事実はない。明はその後内乱を経て、中国の少数民族である満州族(中国の主民族は漢民族)により支配され「清」が生まれる。
そして再び、ここでチベットは清の傘下(影響下)に入るのだが、この頃の文献にもチベット人自身が清の皇帝との関係を誇らしく記述する一方で自らを「チベットに属する」としている。中国=チベットと考えていないのは明らかだ。
その後、清が倒れ中国が動乱の時代に入るのだが、この時のゴタゴタが今のチベット問題の根幹だ。
中国側は
「元」を中国の王朝と位置づけ元の傘下にあったチベットも中国の1部であり、以後も「明」「清」と中国の1部であり続けたっと主張して1949年以来、チベットを自国として組み込んでいる。
コレに対するチベット独立派の反論は
「元とチベットは檀家と寺の関係で支配・従属関係ではない」
「そもそも元も清も現中国の漢民族の王朝ではない。」
この根源の出発理論から既に価値観の違いがある・・民族・・国・・実情・・表向き・・等。これに一時期若い頃のダライ・ラマ14世がチベットの発展を考えて共産党寄りの姿勢を見せたり、公文書に署名したりしたもんだから更に問題を複雑にしてしまっている。
無論、チベットを支配するのにあたって中国の弾圧がチベット内であったのは事実でそれは許せないし、その中国内部での報道に対する姿勢には大いに疑問を感じるが、同時にチベット側の主張も全てが全て清廉潔白という訳ではないと思う。
例えばチベット側が主張するチベット領は歴史上、チベットの勢力が最も大きい頃で、尚且つ現在チベットに好意的な国を上手く避けている。政治的な面と無関係とは言えない。国益を考えて常に自国に最も利のある主張をするのが外交なんだからと言えばそこまでだけどね。
まぁ、その話し合いが行われない事が最大の問題なのは間違いない。
チベット側の最高指導者「ダライ・ラマ14世」はその武力を用いない姿勢がノーベル平和賞に輝いたように穏健派である。現状のチベットの様子を鑑みて「独立は求めない。高度な自治を求める」と妥協し話し合いを求めている。事実、若い頃のダライ・ラマ14世が中国側と組もうとした最大の理由は「チベットを発展させるにはそれが1番」と考えたからだしいし。
多数の少数民族を抱える中国にとって例外を認めれば収集がつかなくなるからチベットに妥協できないのは理解出来る。だが、今回の動乱はダライ・ラマ14世の穏健政策に対する反発との見方もあるという。
そして、中国側も話し合い姿勢を見せ始めた。逃しては欲しくないね。
そして、最も素晴らしい抗議は・・善光寺が見せたコレだろう。
日中記者交換協定という協約がある。
昭和39年に結ばれたこの協約は必ず守るべき事項として、「日中関係の政治三原則」を規定している。
・日本は中国を敵視してはならない
・米国に追随して「二つの中国」をつくる陰謀を弄しない
・中日両国関係が正常化の方向に発展するのを妨げない
すなわち、
・中国政府に不利な言動を行なわない
・台湾(中華民国)独立を肯定しない
・日中関係の妨げになる言動を行なわない
これを守れないマスコミは中国から排除される。このために日本のマスコミは中国に否定的な見解を出せないのだそうな。この時代遅れの協約を受け入れて未だに何も行わないマスコミが時折語る「報道の自由」、「知る権利」、「ジャーナリズム」って何だろう?
多分、試合のあった翌日に、こんな事書いてるULTRAのサッカーサイトの管理人って世界中でも滅多にいないだろうな・・つくづく変わり者だ。
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