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2008/12/08

ありがとう東川昌典、さらば東川サッカー①

東川昌典監督の率いた08年のチームは1つのタイトルも獲得できなかったが、JFL昇格という絶対目標を見事に達成した。この目標達成は他の全てのタイトルを合せても叶わない程の成果であり、ノルマだ。

それを達成した東川監督は文字通り「結果を出した監督」と言えると思う。
素晴らしい!長崎で結果を出した監督という肩書きは永久に色褪せず、クラブが続く限り、「昇格を成し遂げた監督」として語り継がれていくと思うし、そうしていきたい。

しかし、内容の検証無しに、ただ結果だけ見て評価をするのは余りに短絡的だ。
それは「AはBより得点が多いからAがBより常に上」と言うようなもので、Bの数字に出ない貢献やAへのアシストを切り捨てる考え方と同じだ。
物事はトータルで考えるべきだと思う。

以下は俺が見てきて、俺が感じた東川サッカーだ。

まず、前提としてスタッフの決定順を示す。

昨シーズン3位に終った数日後にはチーム内の会議が行われ、岩本文昭監督の解任、外部より監督を招聘する方針が打ち出された。当初予定はS級監督。しかし、監督招聘は難航する。

結局、「JFLまではA級で良いのだから、S級に無理にこだわる必要はない。若い選手達の待遇とか考えて欲しい」という意見が武男さん達から出て、方針転換。

その流れで監督候補であった勝矢氏からの紹介で東川さんが候補に上がる。
この時点でチームが彼に求めたのは人間性のみ。
07シーズン前に監督招聘が難航して1月まで決まらず、ある事務方をして「S級ライセンスさえあれば○○でも良い」みたいな焦りとなって、手腕も人間性も確認せずに監督を招聘して失敗した事件の唯一の教訓。

ここまでの間、選手補強はどうなっていたかと言うと・・
岩本現事業部長が行っていた。
当時は監督を解任され何も役職はない。
福岡を解雇された大塚が入団の打診をしてきたのも岩本さんの携帯にだし、地域決勝を終えた川崎元気に声を掛けたのも岩本さんだ。山形恭平はJ2から話が来ていたのを情熱で口説き落とした。

更に残留について悩んでいた選手を説得したり、引きとめていたのも岩本さんだったりする。繰り返すが、この時点で岩本さんは役職無しだ。地域決勝等へも自腹で行っていた。現地で岡山の堤と話をしたり、関係者と話をして色んな情報集めも行っていた。そういったチームの基礎が済むのが年明け。

この頃、岩本さんは退職も含めてチームに全てを捧げる覚悟を決め、チームもJrユースの監督っという椅子を考えていた。しかし、このJrユースチーム構想自体、色々あって頓挫したり、停滞したり、時期を選ぶ為に先行きは不透明だった。

俺がこの時期に再三、ブログで岩本さんにしかるべき役職に就けるよう訴えていたのは、こういう事情があったからだ。チームのベースを作る上で岩本文昭がどれ程動いていたか判るだろうか?同時期、事務方トップであった森さんはチームを去る決意を固めており、この時点で無役職の岩本さんにかかる重圧は大きかった。

これらの動きがようやく落ち着くのが1月の半ば。
中村さんが強化部長となって選手強化の任に就き、東川さんも来崎する。
以後、重さんは予算をオーバーしない範囲で補強を進める。

つまり・・東川さんは選手獲得に対して殆ど関与なく、与えられた選手のみで指導をするという環境だった。後に「コンバート癖」とサポーターに言われる程のコンバートの嵐は、自身が関与出来なかった選手人事の為であり、止む得ない面もあったと思う。

合流当初、選手数は15~6名だった。
しかもコンディションはバラバラで怪我が治ってない者も多い。
東川さんは走りこみをさせながら、怪我人は自己申告をすれば自主練習やリハビリをさせていた。この怪我人への配慮は当初、走り込みをしている者からすれば「怪我さえ申告すればサボれる空気を作る」っと反発もあったし、確かに少し過剰に申告してる選手も見られたが、結果的に怪我人の減少につながった。

人柄的にも人間性の良さは色んな所で太鼓判を押されていたので安心していられた。

それが揺らぐのは2月に入ってからとなる。

(つづく)

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コメント

そりゃ解任でしょ続投はありえない。
続きが楽しみです。

投稿: | 2008/12/09 10時31分

武男さんがTVニュース内で言ってた来年の目標である「1年で通過」を重く感じています。それが達成されるための,今年の総括と来年への展望のためのヒロさんの記事かと思います。②が楽しみです。

投稿: koh | 2008/12/09 04時12分

ひろさんへ
文章もまともも読めない短絡的な人は放っておいて続き書いてくださいね。

投稿: | 2008/12/08 17時21分

まさか、東川監督を解任させるつもりですか?

投稿: | 2008/12/08 16時32分

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