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2009/04/01

第2節までを検証してみよう。

フォーメーションが変わったので第2節までの布陣上の問題点を書いてみる。
あくまで布陣上、起用や交代の問題点は触れてません。

Jfl01

上図左から、本来のV・V長崎の4-1-3-2の図、実際のJFL第1節、JFL第2節の図だ。

点線部分・・元気-武男間の大きなスペースが出来ている。

直言すれば、武男・元気は運動量とプレーエリアが大きくない選手だ。
スタミナがないと言う事ではなく、自身のプレイスタイル等の為だ。

武男の武器はバランス感覚とミドルレンジのパスだ。
武男は運動量やスピードでは渉や竹村に及ばない。その代わりに彼はゲームを読んでプレイする。更にミドルレンジのパスは中盤前目では本領を出せない。その為に中盤底に位置する事になる。

元気は少ないタッチのショートパスで、シュート1~2つ前のパスを武器とする。その為に、ゴールに近くないとゴールに直結するパスを出せない。理想は彼の周囲にもう1人選手が居て、互いに使い、使われる関係になる事だろう。

このプレイエリアの狭い2人が縦に並ぶ為に・・4-1-3-2の布陣が実際は4-1-2-3化している。

実は昨年も同じ形であった。しかし、そこをフォローしあう関係が出来ていた。

Kyu01

これは昨シーズン最も内容の良かった第16節のアウェイ大分戦。
元気-武男間のスペースは左サイドの竹村がカバーする。アリが左に開く事でサイド攻撃をフォローしつつ、元気が上がり目の3トップになる。右サイドは大塚に隅田が絡む事でサイド攻撃を機能させる。地域決勝の戦い方はこれを更にシンプルにした物。

Jfl02

んで、これがJFL第2節の長崎。

伝の右サイドバックを強行
伝は頑強なフィジカルを持ち、特に空中戦での競り合いに強い「対人型DF」だが、パスやドリブルといった攻撃の組み立ては不得手だ。ゲームの流れは読めるが、起点とはなり得ない。当然、バックパスが増え、攻守共に不安定だ。
その為に逆サイドの渉は中に絞って守る事が増え、武男のフォローにもいけない。

つまり・・両サイドバックがほとんど攻撃参加出来なくなる。

その上、武男-元気間のスペースだ。ここを守備時にカバーする約束事がない為に、相手に自由にここを使われる。攻撃では神崎と山城は単独で勝負するしかない。
完全な個人勝負頼みだ。相手にとってはやっかいだが、単調に見えるだろう。

サイド攻撃が個人技に頼る単身突破で、機能しない中で長崎に残った残りの攻撃法は武男や渉のミドルレンジのパスによる一発しかない。
FWがサイドに開けば、ゴールからそれだけ遠ざかる。数少ない攻撃チャンスを少しでも生かすためにサイドに開くのを躊躇うのは当然だ。アリが孤立したのはこの為だ。

しかし、鳥取DFがシュナイダー潤之助に支えられ自信をもって勝負に来た為に洋がことごとく競り合いに敗れ、それも機能しなかった。

後半に山城が効いたのは、山城が上がりっ放しではなく、やや後に下がったりする事でスペースを埋めた為だ。

つまり、V・V長崎はシステム上の問題を抱えたまま挑み、更にそこへ起用のミスが重なっていたのが第2節なのだ。

そこで第3節でダブルボランチの4-2-2-2へ変更する事になる。この4-2-2-2の解説は、4-2-2-2から次の布陣へ移った時か、シーズン後にでも・・します。

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