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2009/06/04

解任発表の夜に

解任された監督について今更アレコレ書く気はない。

まだリーグ戦の最中で、昇格の望みもある。
そんな状況で選手が前監督の戦術についてあーだ、こーだ抜かす暇がないのと同じだ。

ただ、今回の件の本質を風化させない為に最低限の事だけを書く。

09年長崎の問題点は
・コンバート癖
・戦術と起用の不可解さ
・モチベーション

の3点である。

しかし、これは08年にあった事で、問題の根は08年からずっと続いているという事こそが本当の09年の問題点だ。
つまり・・
周囲が根拠無く「改善されるだろう」と期待し、改善されなかった事」。

昇格バブルによって浮かれてしまった長崎は、問題点から目をそらし、内容の吟味無しに監督手腕と別の所での成功・・全てを監督の手腕としてしまった。

そして、その手腕への過大評価が昨年露呈した問題点への対処を甘くした。
環境改善の欠如」である。

チームのレベルが上がれば上がるほど、スタッフの人数は必要となる。
監督とイメージを共有するコーチ陣数人がチームを引っ張り、監督は大きな枠組みを牽引する。それが本来の姿だ。しかし、長崎はスタッフが極小過ぎた。

東川さんは1人で戦術・起用・対策・練習メニュー・好不調を考えながらムードに気を配り、ボールを貰う時の体の向きといった細かい技術指導まで行い、練習道具の片付けまでやる有様だった。大久保コーチのアシストがあったとは言え、殆んど全ての権限と責任とプレッシャーを一人で背負わされていたのである。大久保コーチに権限を下手に委譲すればチームの分裂を招く事だってある。

この中で全ての仕事に対して存分に力を出すと言うより、目の前の仕事をこなすので手一杯だったというのが東川さんの本音だと思う。

個人的に東川氏の監督としての手腕は現在のV・V長崎トップチームを率いる力量は無いと思っている。続投させた事が過ちだったと思っている。それでも、コーチ陣を拡充し責任と仕事とプレッシャーと権限が分散出来ていれば・・ここまで悪化する事は無かったと思う。

つまり・・最大の過ちを犯したのは東川監督ではなくバブルに浮かれ、検証も無しに(または検証をしておきながら)、根拠無き楽観論を信じ、問題視する事を「ネガティブ」「結果を評価しない」「アンチ」と切り捨て、手腕に問題を感じながら問題の直視を避けた長崎の街とクラブである事は絶対に忘れてはならない。

そこにはマスコミも関係者も全て含まれる。

我々は全員が過ちの共犯者なのだ。

今回、監督の解任があった。
次に取られる改善策があるとすればコーチ陣補充と選手補強となるだろう。
選手補強は現在の選手達の力が足りないという評価を意味する。
つまり、選手補強があって、ベンチに追いやられる選手は来年長崎にいない可能性が高い事を意味する。

今回長崎がしいたのは背水の陣だ。
前に進むしかないし、進めぬ者は溺れるしかない。

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コメント

フィジコも絶対意必要

投稿: 藤子 | 2009/06/07 01時36分

CSHさん
北九州で何かを必ず手に入れてきます。

無名の人さん
GKコーチは本当に必須ですね。
しかし、一番探しにくいのもGKコーチというのが泣き所です。

投稿: ひろ@管理人 | 2009/06/06 02時01分

ひろさん、お疲れ様です!

新しい記事にトラックバックを送信させて
いただきましたので、ここにご報告します。

北九州に行けなくて申し訳ないです。
私の分まで応援をしてください。
私は長崎の地から勝利を祈念しています!

投稿: CSH | 2009/06/06 01時34分

私もコーチ陣は早く決めた方が良いと思います。
特に、キーパーコーチ。
近藤くんの負担を少しでも軽くして欲しいです。

投稿: 無名の人 | 2009/06/05 18時40分

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