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2010/01/28

日本ではスポーツで金は稼ぎにくい?その①

「三菱水島」のJFL脱退やら「かりゆし」や「ヴァンクール」の解散が決定するなど世間ではフットボールを高いレベルでやっていくのは中々に難しい時代だ。

元来、日本ではスポーツがビジネスとして成立しにくい社会だ。
その辺をプロの誕生やアマチュアイズムの誕生から3回程度に分けて書いていこうと思う。っという訳で1回目。

まず、プロフットボーラーっと言うものの誕生について考えてみる。
当然ながら最初はプロフットボールなんていない。全員がアマチュアだ。

時は大英帝国全盛の時代にさかのぼる。
当時、世界中に植民地を抱えていた大英帝国は人材育成の必要に迫られていた。
植民地統治というのは大変難しい。何しろ、宗主国(大英帝国)の国益にプラスとなるには植民地自体を発展させないといけない。インフラ、経済の整備を行って植民地自体の国力が上がらないと大英帝国の国益も上がらない。その為の政策を第一として効率的な運営を行わねばならない。余りやりすぎれば大英帝国へ反乱が起きるし、植民地の統治者が力を持ちすぎれば大英帝国の言う事を聞かない事もある。

その為に、植民地統治に関わる優秀な人材を育てる必要性に迫られる。
そこで士官学校でチームワークやら集団の中の1人、そして頑健な肉体作りを学ばせる為にフットボールが取り入れられた。フットボールが取り入れられたのはルールが単純で流行っていたし、道具も少ないチームスポーツだからだろう。

そうやって、士官学校でフットボールを行ったエリート層には次第に「スポーツマンシップ」とか「フェアプレイ」とか「勝敗が第1ではない」といった現代で言う「アマチュアイズム」が誕生する。

元来、アマチュアイズムはエリートの思想だった訳である。

しかし、フットボールが次第に庶民の間に広がるにつれて別の傾向が生まれ出した。ギャンブルである。人気のフットボール・・その勝敗がギャンブルの対象となるのに時間はかからなかった。

そして、ギャンブルに大事なのは”勝つ事”と”格差”だ。
勝てば掛けた方や、勝った当事者は金を得る。
格差があるから大穴や一発逆転が生まれギャンブルは成立する。

こうしてギャンブルの中でフットボールの上手い者を集めて強いチームを構成する事が行われるようになり、それがプロへとつながっていく。
これがプロの誕生である。

つまり、本来はアマチュアこそがエリートであり、プロは非エリートの産物なんである。今では逆の印象を受けるけれどね・・。

これが欧米の根幹にあるプロとアマの概念である。
つまり、金が動くからが発生したのがプロであり、プロと金・・つまりビジネスは切り離せないし、だからこそ欧米での契約は非常に細かい事まで交される。
徹底したビジネス・・ある意味で最も原始的なビジネスなのだから当然だ。

これに対して東アジア・・特に日本は非常に歪なスポーツ発展を遂げてしまった。東アジアでプロスポーツが強固に成り立たない最大原因がこの歪な歴史にある。

続きは次回。

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