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2011/01/07

長崎の非常、V・ファーレンの無常③

基本的な2010長崎の戦い方は昨日述べた通りだが、最初から順調だった訳ではない。

特に佐野フットボールにおいて鬼の如く攻撃に参加するSBは苦労した・・特に左SB。
生粋の左SBではクロスを武器とする梶原がいたのだが、昨日記した通り、佐野フットボールでは早い段階でクロスを入れない。切れ込んでゴール前に行くかサイド深くに入り込む能力が求められる。この為にシーズン前のFW宮尾がコンバートされたりしたが上手くいかなかった。斉藤獲得も左SB人材難の為に急遽で追加獲得したものである。それほど人選は難航していた。

今年の長崎は戦術や布陣がこの左SBの固定前と固定後に大別される。
開幕から5月末までの基本布陣は4-2-2-2。攻撃時には右サイドが上がり気味の4-3-3。あえて右を上げたのではなく、左サイドが上がれなかった為に右サイドだけが上がっているような形になっていた。その為に攻撃のバランスを欠く事が多く序盤の苦戦へとつながっていた。

この流れが変わるのが6月頃、怪我から復帰の神崎が左SBに入り左の攻撃力が上がった事を受けて、山城と山本は守備やバランスを第一に考える事が可能となる。こうして2010長崎のベースはほぼ固まる。

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前線で宮尾はポストで潰れ役をこなし、アリは自在に動いて常に効果的な位置をとる。神崎と杉山は攻撃参加をするのだが・・ここで鍵となるのが元気だ。元気は運動量も少ない。その為にピッチでは中央上がり目にいる事が多かった。その為に攻撃参加のコースが空いて杉山は攻撃参加しやすい。そしてアリと山城・山本、時にアリと山城は美味く元気をフォローする。

この攻撃的な動きを支えのは守備で、山本・加藤・藤井・近藤に支えられていた。自由に攻撃する攻撃陣がうらめしい時もあったろうが、彼らDF陣の働きがあればこそ攻撃的な動きを引き出せた事は忘れてはならない。

これら順調であったチーム構築だが、J昇格断念があってから勝つ為の戦いに集中できなくなった点は惜しかった。

さて、物凄く乱暴にザっとだけ紹介した2010年の長崎の戦術だが・・これらが進行していく裏でフロントは業務に追われていた。追われまくっていた。何も見えない程に。

V・VAREN長崎のフロント最大の問題点は「システム化」「組織化」がまったく出来ていない事である。

例えば、あるイベントを行おうとクラブと協議する。
クラブとしてはキチンと処理して会議にかけられ、クラブからイベント関係者へ連絡はある。だが、その後、そのイベント実行に際しての実務レベルの協議事項や情報が担当者レベルで止まり、クラブ全体で情報共有が出来ない。
また情報共有を行ってもしっかりそれが確認されない。その為にイベント関係者が話し合いや連絡をしようにも、担当者が不在の時は話が伝わらない。クラブに説明すると「あぁ、そういえば●●さんがそんな事言ってました。それで何をするんですか?」という有様だ。

これらの大半はフロントの人的問題ではなく、クラブとして連絡・連携システムがしっかり構築されていない事が根っこにある、その為に、連絡したくても中々進まない。また事情を理解しているスタッフが少ない為に業務に追われて連絡がますます遅れる・・。それを何とか打開する為のシステム化、組織化を行いたいが業務が多くてそれをジックリ検討したり、議論する時間も作れない。その辺はちょっとでも気を抜けば資金難に追われる地方クラブの多忙さと言う泣き所かもしれない。

その辺含めた今年の運営の事を明日から書こうと思う。

つづく

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コメント

最近になって、この掲示板の存在を知りました。
琉球の金子氏による愛のあるコメントを拝見し、長崎にもこんなアドバイザーいないかなあと思っておりました。
長崎にも、コアなサポーターがもっと必要ではないかと思います。
このような掲示板を、クラブサイドから発信してもらいたいもんです。例えば試合後の監督や選手の感想なんか …
これからもどんどんアクション起こして下さい。期待しています

投稿: 新参者 | 2011/01/08 09時15分

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