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2011/03/18

27日の試合とチャリティと運営

「チャリティーマッチを行う場合、開催日の3ヶ月前に申請をしなければならない」
と言うのは、今回の震災で一躍有名になった規約だ。

「3ヶ月」と言う時間に緊急災害等を想定していない何とも牧歌的で、ことさらに世間体を気にする日本人的なものを感じる規約であるが・・今回の震災はさすがに強烈極まるインパクトだったようで、15日だったかの会議で急遽、

・被災地でない
・計画停電区域でない
などに該当しなければチャリティマッチの申請は速攻受理する事が決められた。

だが、これはJリーグクラブにしか適応されないのだそうだ。

実際、今回の震災後、V・VAREN長崎は重工に練習試合を打診し、それをチャリティマッチとしたかったらしい。だが、3ヶ月規約の為に練習試合とせざる得なかった。
15日のチャリティマッチに対する規約緩和を受けて再度問い合わせをしたが「Jリーグチームのみ」とあえなく却下。

こうして27日の試合は義援金兼ねた入場料をとるどころか・・「チャリティ」という言葉すら使えなくなってしまった。

大分トリニータとロアッソ熊本が練習試合を設定し、それを申請すれば有料のチャリティマッチを開催出来る。大分トリニータがV・VAREN長崎との試合を主催する場合もチャリティマッチの呼称が使える。だが、V・VAREN長崎が主催して大分トリニータと試合を組んで、義援金を会場で呼びかけたりしてもそれは強化試合であって、チャリティマッチの用語すら使えない。

日本サッカー界はJリーグ以外はチャリティをやる必要ないとでも思ってるのか?

そりゃあ、V・VAREN長崎がチャリティマッチを行っても大金をドカンと集められる訳でもない。微々たるものかもしれない。それでも、”今出来る事”な筈だ。

用語の問題と思う人もいるかもしれない。用語に関係なく協力する所も当然あるが、実際に「チャリティであれば協力する。練習試合という名目じゃあ・・」という所があったのを知っている。

だが、日本サッカー界のエライ人達の訳の分からない基準が水を差した事は覚えておいて欲しい。

スペインといつどこで試合するかより、日本サッカー界は足下の事もみて欲しい。

「がんばろう ニッポン!~サッカーファミリーのチカラを一つに~」

これは今回のJFAの打ち出したスローガンだ。

このスローガンを嘘くさくするのも、本物にするのもJFAだと覚えておいてほしい。

そして、27日の”練習試合”は地味に新しいV・VAREN長崎が問われる。
たかが練習試合の運営ではあるが、新体制で初の人を集めての試合だ。観客は去年と変わったかを実感出来る最初の場だ。

勿論、公式戦ではないので手順やら手際やらは問われない。
問われるのはフロントの心の質だ。
サポーターズカンファレンスで社長自身が発言した通り、去年までのV・VAREN長崎の運営はヒドかった。運営がつたないだけでなく、組織も非合理的、何よりスタッフの心の中にファンやサポーターに対するリスペクトが見えなかった。

それに呆れ果てて辞めたボランティア、サポーター、ファンは多い。
ボランティアが1番良い例で、去年まで誰よりも必死に手伝っていた人が「もうウンザリだ」と辞めたりして今は殆ど一般参加者がいない。サッカー界と言うより・・スタッフ個人への信頼の為に必死に手を貸す一部サッカー関係者など数人が孤軍奮闘するのみだ。

だからこそ27日の”練習試合”を本当に心のこもった物にして欲しい。
試合1週間前にならないと会議で決まらない運営・・。
手伝ってもらうのが当たり前と考えている運営・・。
ありがとうの言葉ひとつ言えない運営・・。
都合よく協力だけ求めて、それ以外は関わるなという態度の運営・・。
一部フロントの必死さと裏腹にクラブへの愛情のない淡々とした仕事の運営・・。
そんな運営はもう沢山だし、そんな運営では東日本どころか長崎の人間も救えない。

東日本を支える為の試合なのだから、しっかりとした運営を自力でやって欲しい。
「試合だけやって義援金を呼びかけました」ではなく。しっかりと記憶に残る試合であって欲しい。

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コメント

俺はいつだって良い事言ってるさぁ^^。

組織や人の心は一朝一夕には変わらない事は理解しているけれど、そうやって「待っててください!変わりますから!」と言ってる間も無関心の輪は広がってるし、どこかで心無い対応がファンを減らしている。

これで駄目ならいよいよですよ。

サンパウロの日本人街のミサの様子がラジオで流れてたよ。宮城出身の人が代表だとおっしゃってた。
地球の真裏同士でもつながっているなぁと思ったよ。

投稿: ひろ@管理人 | 2011/03/19 11時05分

ご無沙汰してます。あなた良い事言うねえ!
もうその通りよ。社会の常識から、このクラブだけ外れてたからね。実際、スポンサーに対してこのクラブにお金出す価値はあると、胸張って言えなかったからね。
「社長は一生懸命サッカーしかしてきてないから社会のことは何にもわからないんです」って言われたら、「じゃあ子供に一生懸命サッカーさせられないよ」と言ったものです。多くのスタッフも辞めた。客も入らん。戦略もなく。リーダーもない。人事改革によって、そんな状況からようやく抜け出せたことはとても大きい。練習試合とこれからのシーズンを心から期待する。

投稿: しゅうへいくん | 2011/03/19 01時08分

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