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2011/08/27

ピッチの外では与えたい、だからピッチの中では奪え!

8月26日、オフィシャルサイトでコバルトーレ女川の中島礼司のV・VAREN長崎加入が発表された。JFL、地域リーグを主に活動してきた選手で2009年からは監督兼選手としてプレイしている。このコバルトーレ女川は過疎化が進む女川の町でスポーツによる町の活性化を構想に掲げ、ソシオ制度の導入など地域の中で一際、目を引く存在のチームだ。

3月11日の大震災で女川は大被害を受け、コバルトーレもクラブハウスや寮が被害を受けた。コバルトーレ女川はその未曾有の大災厄の中で女川と共に歩む道を選択し、クラブ一丸となって再建へ向かって歩みだしている。その模様は「報道ステーション」などでも取り上げられ知っている人も多いだろう。俺もその様子を見て衝撃を受けた1人だ。

 そして中島礼司はコバルトーレの未来の為により研鑽をつむべく全国を巡り長崎へ辿り着いた。彼とコバルトーレの決断・想い・行動は余りに劇的で見る者の心を揺さぶらずにはいられない。心の底から彼らの応援をしたいとおもうし、彼の掲げるコバルトーレ中島プロジェクトへも全面的に協力したい。

しかし、ピッチ内の事に関しては別だ。
ピッチの中では中島礼司はフットボーラーとしてでのみ評価される。いやそうでなければ中島選手に対して余りに失礼だ。美談や秘話で彼のフットボールへの情熱に色をつける事は許されない。

彼とコバルトーレの劇的なあり方は沢山の人が注目するだろう。その注目が被災復興への第一歩となる。だが、クラブにはその注目に溺れる事がないように気をつけてもらいたい。世間は美談を求める。やもすればとにかく中島選手をピッチに立たせたいと思う。これが東日本義援試合である佐世保のSony仙台戦などなら問題もないだろうが・・JFL公式戦の中でなら話は違う。

今年は優勝を狙うと公言して戦っている真っ最中なのだ。

昨年、殆どの試合に出場した加藤寿一は今季戦力外とされた。多くのファンに愛された阿部博一も解雇となった。十数名の選手が「更に上を目指す為」に解雇となった。上を目指す為に非情と言われても決断は下された。今年、V・VAREN長崎は昇格出来ないが、全ては来年へ通じる為の試合であり、今の選手はその為に集められた選手達のはずだ。美談に溺れて、今年非情に徹してでも貫いた方針を都合よく捻じ曲げる事がないようにしてもらいたい。

中島礼司選手が競争の中で正当に評価されて出場してこそ価値があると思うし、中島選手には実力で出場を奪いとって貰いたい。デンソー時代の彼しか知らないが、動き回ってボールに食らいついていたあの貪欲さで勝負をして欲しい。

変な色や演出は要らない。
フットボールのへ情熱と女川への想いをもったフットボーラーを、長崎は暖かく迎え入れて、一緒にギリギリの勝負をしていくだけだ。ピッチの外では協力したい。だけど、

ピッチの中では最高のフットボール馬鹿「中島礼司」だけを見たいんだ。

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